Last update:2017,Jan,1

史上最大の国 モンゴル帝国

史上最大の領土を誇ったモンゴル帝国

big5
「みなさんこんにちは。管理人のbig5です。こちらのコーナーでは、『史上最大の国 モンゴル帝国』と題しまして、多くの人が知っているであろうモンゴル帝国の歴史を学んでいきたいと思います。参加メンバーはこれまでと同じく、高校生Aさん、名もなきOLさん、日本史好きおじさんの3名に加えて、新メンバーが1人加わります。新メンバーのイサオンさん、自己紹介をお願いします。」
イサオン
「どうもこんにちは、イサオンです。皆さんも名前をご存じであろう、古代ギリシアの哲学者プラトンの弟子です。こうして知り合えたのも何かの縁。よろしくお願いいたします。」
高校生A
「・・・この人誰ですか?」
名もなきOL
「プラトンの弟子?」
日本史好きおじさん
「何の冗談ですかな?管理人殿。」
big5
「イサオンは、私の2017年の初夢に現れた新キャラクターなんです。『世界史日本史研究室 北の陣』も、おかげさまで開始から2年が経ちました。ここらあたりで、新たな風を吹き込んでみたかったので、思い切って登場していただくことにしたんです。イサオンには、古代ギリシア人の観点から、歴史の話にコメントや質問などを入れていただけることを期待しています。」
イサオン
「よろしくお願いいたします。」
big5
「さて、それでは早速始めていきましょう。題名にもあるとおり、ここではモンゴル帝国の歴史を見ていきます。モンゴル帝国の名前とおおまかな内容は学校の歴史でもよく取り上げられていますので、みなさんある程度は知識を持っていると思います。みなさんはモンゴル帝国というと何を連想しますか?」
日本史好きおじさん
「私はやはり元寇ですな。元寇に立ち向かう鎌倉武士は、日本史中盤の見せ場です。」
高校生A
「チンギス・ハーンの国ですよね?モンゴル帝国といえば。とても強いイメージです。」
名もなきOL
「モンゴル帝国って、遊牧民の国なんですよね。自分たちは馬に乗って、ヒツジやヤギをたくさん連れて、各地を征服していったイメージがあります。」
big5
「ありがとうございます。皆さんが連想したことは、全部モンゴル帝国の特徴といえるでしょう。様々な特徴があるモンゴル帝国ですが、まず最初に確認したいことは、モンゴル帝国は歴史上もっとも広い領土を持った国である、ということです。これについては、イメージ地図を見た方が早いですね。」

名もなきOL
「なんかかなりザックリした地図なんですけど。。」
big5
「最初はザックリしたイメージがあれば十分です。この地図の黄色い部分がモンゴル帝国の最大領域を示しています。東は朝鮮半島北部から始まり、西はなんと東ヨーロッパ、トルコにもかかっているんですね。現在のモンゴルはもちろん、中国、中央アジア、イラン、イラク、トルコ、ロシア南部にウクライナ、ポーランドの東にまでわたる広大な領域に及んでいるわけです。これほど広大な領域を支配した国は、モンゴル帝国だけです。つまり、モンゴル帝国は最も「世界帝国」に近かった国、と考えることができます。」
イサオン
「世界とは広いんですね〜。私のギリシアは、モンゴル帝国の一部にならずに済んだようですが、アケメネス朝ペルシアなんかはほぼ全域を取り込まれているんですね〜。もしも、アケメネス朝ペルシアではなく、モンゴル帝国が古代ギリシアに攻め込んできたら、勝てなかったかもしれませんね〜。」
日本史好きおじさん
「あらためて見ると本当に広いですな、モンゴル帝国は。こんな巨大な国の侵攻をよく防ぎきりましたな、鎌倉武士は。やはり素晴らしい。」
big5
「これだけ広大な国は、良くも悪くも各地の歴史にかなりの影響を及ぼしてきたことは間違いありません。そういうわけで、次ページからはモンゴル帝国の歴史を見ていきたいと思います。」



1.テムジンの時代 チンギス・ハン以前
2.モンゴル高原統一へ
3.モンゴル帝国の拡大

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